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原発テレビ会議

8/6,東京電力は福島第一原子力発電所事故発生時のテレビ会議映像を公表しました。

1時間28分の映像で、3号機の水素爆発発生時の様子、作業員退避の検討、原子炉容器の水位低下と圧力上昇の対策についての現場と本社のやり取りなど緊迫したやり取りが生々しく記録されています。東京電力HPの写真ライブラリーから報道配布動画(2012年)のタブをクリックして「2012/8/6テレビ会議録画映像」を選べは誰でも見ることができます。

2011年3月15日には、燃料棒が露出して水素ガスが発生し、炉心溶融(メルトダウン)が認識されていたことがわかります。ただ、当時の政府からの発表は「一部損傷の可能性はあるが安全」というものでした。国民の混乱を避けるためかも知れませんが、真実を隠す態度は逆に不信と誤解を招くだけです。



動画の後半50分は管総理大臣が本店の非常対策室に来て話をしている様子です。カメラのアングルがそれまでと異なり、首相の後ろ姿だけで東電幹部席は机しか見えず、更に音声がない非常に不自然な画面です。

これを見た印象は、管総理大臣は出席者は起立して威儀を正している中を入場したさい、挨拶する訳でもなくスーと席についた様子はとても偉そう~でした。約20分間の話(演説?)では手を広げたりするしぐさで興奮しているようです。話の後、ポケットに手を突っこんだまま東電の一人の所に行って何か話(叱責?)をしているようですが、これまた偉そ~。その間の約1時間、現場(福島第一)はほとんど動くことができず、大切な時間をみすみす逃しているのがもったいないと思います。

映像公開はテレビや新聞で知ることができますが、ニュースに出るのはほんの一部であり、報道機関の意図によってダイジェストされたものですから、必ずしも本当のことであるかわかりません。この画面自体も東京電力の意図がミエミエですが、それでも生のソースを見て判断することが大切と思います。

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海水の放射能汚染(終)

東日本大震災が発生して今日で3ヵ月となりました。福島原発事故も放射性物質の拡散による問題は解決の糸口が見いだせない状態が続いています。海水の放射能汚染について、6/9までのグラフを更新しました。グラフをクリックすると大きく表示されます。



ヨウ素131は付近の海岸や沖合ともに殆ど検出できないほど減少しました。今後の新たな大規模流出がない限り、問題になることはないと思います。



セシウム137はどの地点でも限度濃度付近で変化せず、海流による拡散は少ないように思えます。セシウムは周期律表的にカリウムと似た化学的性質があり、生体に吸収されやすいので注意が必要です。

海水汚染のグラフ発表は今後大きな変化がない限り、しばらくお休みします。

津波で全ての電源が失われ、冷却能力がなくなって数時間で原子炉燃料がメルトダウンしたことを3ヵ月近くも曖昧にしたことは、政府や東京電力の発表の信用性を大きく損ないました。

一部の雑誌やネットでは過激な意見が表明されていますが、これに惑わされず、大本営発表も鵜呑みにせず、事実とデータから冷静に判断したいと思います。

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海水の放射能汚染(その6)

福島原発による海水の放射能汚染について、5/14までのグラフを更新しました。グラフをクリックすると大きく表示されます。



ヨウ素131は短い半減期による減少と拡散により限度濃度の1/10または検出できない濃度まで低下しています。事故から2か月を経て、ヨウ素131は1/200に減っているのでこれによる放射能汚染の心配はなくなってきたと言えます。ただし、5/9や5/13に見られる原発直近の濃度の突変は原発からの汚染水の浸み出しによると見られることから、防護上の問題点のモニターとして有効です。



セシウム137の縦軸(濃度)目盛をヨウ素131と統一しました。最近はどの地点でも限度濃度付近で変化せず、海流による拡散は少ないように思えます。セシウムは周期律表的にカリウムと似た性質があり、生体に吸収されやすいので注意が必要です。

1号機の水位計を調整したら値が違っていたことが分かり、原子炉燃料は全て溶け落ちていたことが今になって判明するとは、情けない限りです。水位計の数値がほとんど動かないのをそのまま信じるか、故障を疑うかは計器屋であれば操作の影響や他の計器の動きを総合して判断すれば、すぐわかることと思います。

1号機の格納容器に欠陥があり、汚染された冷却水が大量に建屋に溜まっているようです。2号機、3号機も同様の可能性が大きいと思います。汚染水の漏出はグラフに必ず現れるので、今後も監視を続けたいと思います。

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福島1号炉に水がない!

今朝、テレビを見ていてメチャメチャびっくりしたニュースがありました。

TBSテレビニュースより引用---
福島第一原発の1号機で、圧力容器やその外側の格納容器に、ほとんど水がたまっていないことがJNNの取材でわかりました。「格納容器に水をためる」という、当初、予定していた冷却方法の大幅な見直しを迫られることになります。

1号機には作業員が原子炉建屋の内部に入り、今週、水位計や圧力計の修理を行いました。圧力容器の水位は、これまで高さ4メートルの燃料棒が半分以上、水に浸かっている位置を示していましたが、水位計を修理したところ、実際の水位は大幅に低く、水がほとんどたまっていないことが政府関係者への 取材でわかりました。

燃料棒がむき出しになり、空だき状態になると水素爆発の危険が高まりますが、原子炉の状態が安定していることから、燃料が溶けて圧力容器の底にたまり、かろうじて水で冷やされている可能性もあるということです。

また、外側の格納容器にもほとんど水がたまっていなかったということです。
---引用終り

専門家の誰もが想定していなかった事実が判明しました。これは次の2つ結末のどちらを暗示しているのでしょうか。
1.深刻な燃料破損による爆発が発生して、更なる放射能汚染が広がる?
2.燃料が全て溶けてもこれ以上の破壊的な事象に進まない?

4号炉の爆発原因が不明なことや今回の1号炉の現象など、わからないことだらけです。所詮、原子炉で核分裂反応を人がコントロールすることは元から無理のような気がします。

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浜岡原発停止要請

菅総理大臣は静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所について、近い将来の発生が懸念されている東海地震に対する対策が完成するまでの間、すべての原子炉の運転を停止するよう、中部電力に要請したことを明らかにしました。



福島原発で目の当たりにした悲惨さが、いつか浜岡で起こることは確実なのですから、リスクとリターンを天秤にかければ当然の判断といえます。30年後に東海大震災が収束した後に運転を再開するかを判断すればいいと思います。

あの菅さんにしてはめずらしく、リーダーシップを発揮したことに、レレレも「いいね」のクリックを沢山さしあげたいと思います。

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海水の放射能汚染(その5)

福島原発による海水の放射能汚染について、5/3までのグラフを更新しました。グラフをクリックすると大きく表示されます。





原発周辺の放射能濃度は最高であった4月上旬と比較してヨウ素131で1/5,000、セシウム137で1/500に低下して、告示による限度の濃度に近づいてきています。

4月下旬に北口放水口付近で上昇が見られます。これは若干の汚染水が流出したことが疑われ、対策を強化しないと再び汚染が広がる可能性があることを示しますので注意が必要です。

文部科学省は福島原発事故による周辺海域の放射能濃度のシミュレーションを発表しました。下は4月29日版のシミュレーション結果(5/1から6/31までの変化)を動画にしたものです。動かないときは「更新」ボタンをクリックしてください。



---以下引用---
第二報(4/16版)の放射能濃度分布と本報告との間に差異が生じているが、その理由は、予測開始日が異なっているため、本報告では次のとおり計算条件を変更したからである。
・4/22までの観測データを反映した。(第二報は4/13までの観測データ)
・4/23の流速場を初期値として用いた。(第二報の流速場の初期値は4/11)
・海面に影響する風況予測は4/23時点の予測を用いた。(第二報は4/11時点)
以上の計算条件の違いが、初期値の違いとなって計算結果に差異を生じている。
---引用終り---

高濃度汚染水は原発建屋の地下や取水口付近の海域に大量に存在しています。これが漏れ出す可能性は依然として高いので安心することはできません。汚染水中の放射性物質を分離して処理できるシステムが完成して稼働するまでは、目を離すことはできません。

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低線量被ばくの健康への影響

4/29の小出先生の講演において、低線量被ばくの健康への影響について説明がありました。



放射線は人体のDNA情報を破壊するので、細胞分裂の活発な消化器官、造血器官、生殖器官、皮膚発毛などに特に障害をもたらします。長期的には発がんのリスクが高まりガンによる死亡が増えることになります。このリスクは被ばく量の多寡にかかわらず比例的であるとするのが安全サイドの考え方です。他方、生体にはDNA修復の能力があるので、ある限度以下であれば影響は出ないとの考え方もあります。

比例説に則って、その危険度を10mSvあたりのガンによる死亡率の増加で示すと、機関によりいくつかの数値が示されます。
1.国際放射線防護委員会(ICRP)では0.5%
2.米国科学アカデミー電離放射線生物影響委員会(BEIR)では1%
3.カリフォルニア大学ゴフマン教授によると4%

ただし、放射線の影響は年齢によって大きく違います。成長期の乳児、子供は生命活動が活発なため大人より放射線感受性が高いといえます。下のグラフは、ゴフマン教授による放射線の年齢依存性を示したものです。



縦軸がわかりにくいですが、5000が10mSvで5%と換算してください。平均は30歳で4%、乳児・子供は15%と4倍も影響が大きいことがわかります。逆に、50歳を過ぎればほとんど影響がありません。

「50歳以上は不死身」、これを喜んでいいのか、レレレにはわかりません。

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原発廃絶の講演会

原発に関する講演会に行ってきました。最もホットなテーマですので会場は超満員、1,100人収容の明治大学アカデミーホールに2,000人以上が詰めかけて、入れない人が続出しました。



講師は反骨の京都大学原子炉研究所の小出裕章助教授とレレレブログでも取り上げた「ジョン・ウェイン・・」作家の広瀬隆さん。原発の真実と福島の現状と対策について専門家の意見を聞きたいと思いました。下の写真の左が広瀬さん、中央が小出先生です。

結論は次の通りです。
「原発には広島原爆の数百個分の放射性物質が毎年蓄積され、巨大なエネルギーを永久に制御し続けることは不可能で、いつかは破たんして放射能汚染に見舞われることを覚悟すべき」

その「いつか」は反原発派と推進派で意見が別れることになります。今回の集会では、静岡県の浜岡原発は南海地震・東南海地震・相模湾地震の巣の真上に、軟弱な地盤の上に建設され、季節風の風下150kmに首都圏があるという、最悪条件なので即時運転を中止すべしというのがテーマでした。



福島の惨事を目の当たりにして確かに納得できる点が多々あるのですが、「今は福島原発の収束と避難地域に一刻も早く戻れるようにすることに集中すべき」とレレレは思いました。

講演会で示されたいくつかのテーマはレレレの検証を加えて、後ほどこのブログで紹介したいと思います。

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海水の放射能汚染(その4)

福島原発による海水の放射能汚染について、4/23までの各地の海水の放射能濃度をヨウ素131とセシウム137についてのグラフを更新しました。グラフをクリックすると大きく表示されます。





原発周辺の放射能濃度は最高であった4月上旬から低下して、現在では1/1000程度に下がり、告示による限度の濃度に近づいてきています。これは2号機などから漏れ出ていた高濃度汚染水の流出防止の対策が効果があったことを示しています。

セシウム137に比べてヨウ素131の減り方が大きいのは、ヨウ素131の半減期が8日と短いことによるもので、新しい汚染水の流出がないことの証拠の一つです。

文部科学省は福島原発事故による周辺海域の放射能濃度のシミュレーションを発表しました。下は4月16日版のシミュレーション結果(4/16から5/31までの変化)を動画にしたものです。動かないときは「更新」ボタンをクリックしてください。



---以下引用---
福島沖を含む南東北沖の海流場は、日本海流(黒潮)と対馬海流分岐流(津軽暖流)、千島海流(親潮)が邂逅し、複雑でゆっくりとした流れとなっている。4月中旬における福島第一原子力発電所の沖合では、放射性物質を含む水は徐々に拡散するものの、極めてゆっくりと、やや南寄りで沖へ移動すると予測される。具体的には、同発電所30?沖合海域付近における放射性物質を含む水は、4/14〜20日の間、薄まりながら分布域をやや南寄りで沖へ広げていくとの計算結果になっている。
---引用終り---

高濃度汚染水は原発建屋の地下や取水口付近の海域に大量に存在しています。これが漏れ出す可能性は依然として高いので安心することはできません。汚染水中の放射性物質を分離して処理できるシステムが完成して稼働するまでは、目を離すことはできません。

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汚染水の浄化

ガセの一つかも知れませんが、明るい情報がWSJ(ウォールストリート・ジャーナル)にありましたので紹介します。

福島原発に溜まっている高濃度放射線汚染水の放射性物質を簡単に凝縮・沈殿させる薬剤が開発されたそうです。

クマケン工業は土壌汚染処理と濁水処理の専門会社ですが、その技術を応用してヨウ素131、セシウム137をフランスのアレバ社のシステムより20倍も効率よく浄化できるとしています。本当だとイイですネ。

WSJの記事は化学者が「福島原発の汚染水を浄化できる粉末を開発」をクリックしてみてください。

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コメント一覧

Takeuchi | MAIL | URL | 2011/04/23 02:54 PM | v1uh3DgI |